STORM ON Liner Notes

アクセスカウンタ

zoom RSS グリーンランドスタイル入門(3)

<<   作成日時 : 2015/03/03 22:10   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

画像
Qaanaaq!

「パドル」→「チュイリック」と来て、ようやく「カヤック」の出番です。お待たせしました。とりあえず“入門”なのでスキンカヤックは置いときましょう。今回はリジッド艇について。
国内で入手可能なグリーンランドタイプのカヤックは、

Water Field Kayaks:Qaanaaqシリーズ -Mosquito, 512(SS), TransAM(SS)-
Valley:Anas Acuta
Zegul:Greenland OC, Greenland T
Seabirddesigns:Black Pearl
Wilderness systems : Sparrow Hawk, Arctik Hawk(共に生産中止)

こんな感じかな。ま、やっぱQaanaaqでしょ(笑)。いやいやいや、ちゃんと他も乗りましたよ。米国でのイベントではそりゃもうQaanaaq以外ならほぼ揃うぐらいの勢いでしたから…。まず欧米のフネは大きいです。長さは大体似たり寄ったりですが、幅や高さはどれもそこそこボリュームがあります。あるいはハードチャインなだけで、シルエットはグリーンランドじゃないじゃんというのもあります(笑)。
Qaanaaqは国産!日本人の体格にはほぼドンピシャです。カヤックは海に出たら自分の下半身になるわけですから、ある程度自在に動かせることが好ましいと思います。それには「サイズ」という要素は無視できません。この一点だけでも軍配はQaanaaqに上がるのではないでしょうか。しかし、しかし、Qaanaaqのメリットが「サイズ」だけっちゅうワケもないでしょ(笑)。細部に亘る水野さんの拘り、ユーザーのフィードバックがそこここに結晶化してQaanaaqを形作っています。この10年を見ても、その進化はハンパない。新しいバージョンがリリースされるたびに「おおっ!」と唸ってしまいます。乗り手の使い方を見ても、そのポテンシャルを限界まで引き出そうとしているのが分かります。自然とそういう使い方になってしまうのでしょう。端から見ると「酷使」っぽいですが、とても意味のあることだと思います。ユーザーにはとても恵まれたフネだと言えるかもしれません。そういう背景があるからか、なかなか中古は出ませんね。余談ですが、今となっては無意識に近いのですが、他人のQaanaaqを見るとき“傷”をチェックします。デッキに白っぽく擦れた傷が無数にある人は、やっぱ上手い。練習の痕跡ですね。

たまに「Qaanaaqを買いたいのですが、何がおススメですか?」という問い合わせがあります。これはヒジョーーーーに難しい(笑)。同じQaanaaqシリーズでも、個々で違いますから、そこはもう“好み”の問題になってしまうのかなぁ。最近の流れでは「トランザムSS」と「モスキート」がよく出ています。STORM ONに購入の問い合わせがあったときは、まず体重を尋ねて、それに適ったモノをご案内してます。「〜60kg」はモスキート、「〜80(75)kg」は512(SS)、これ以上の方や荷物を積んでツーリングを楽しみたい方にはトランザム(SS)ですね。
昨今では海外からも注目されるようになり、NLPによる米国進出、個人輸入によるヨーロッパ(スペイン、デンマーク、スウェーデン)、東南アジア。いま動いているのはカナダです。ここに拠点を設けます。Zegul(Tahe)やSeabirdの陣地ではありますが(笑)、ジワリジワリと幅を利かせるようになれれば嬉しいです。

画像


なんだか本題から外れてきました。グリーンランドスタイル入門でしたね。入門、入門。「グリーンランドスタイル初心者にQaanaaqは乗れるか?」これ行きましょ。ズバリ、乗れます。まったくカヤックに乗った経験のない方は別として、グリーンランドスタイル以外のカヤック経験を持つ方であれば難しくないでしょう。「Qaanaaqってグラグラだよね」「えー、あのじゃじゃ馬!」なんて声を聞くことがあります。たぶん、ほんの数分だけ乗っての感想なのでしょう。半日とは言いません。小一時間、できればもうチョイ、じっくり乗ってみてください。じきに仲良くなれます。グラグラするのは乗り手の緊張がフネの挙動として出ているだけです。「わっ!」ってな具合に大声でも出してリラックスしてみてください。そして(ここから先を強調したい!)、Qaanaaqは練習が楽しくなるフネです。毎週末が待ち遠しくて仕方なくなるフネです。仕事が手につかなくなるフネです(おいおい)。回りすぎて具合が悪くなるフネです(こらこら)。とにかく、とにかく、「これでもかっ!」っちゅうぐらいロールという世界にドップリ浸からせてくれるフネです。4月の合宿でQaanaaqシリーズの試乗が可能になると思います。そばでサポートしますので、ぜひ乗ってみてください。

ピンポンパンポ〜ン♪お知らせです。
4月の合宿における実技講習の会場が変更になるかも知れません。決まり次第、お知らせします。

もういっちょピンポンパンポ〜ン♪
CackleTVのジャスティンさんから「Kayaking the Aleutian」のDVD用データと劇場公開版データをいただきました。これを合宿で上映します。お楽しみに。

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
僕がカナックと出会ったのはG-style2003の時でした(僕がと言うか、Gな奴らがというか)。それまで自殺艇だとか乗れないだとか言ううわさを聞いていました。でも実際に乗ってみてそうでもないぞってのが感想でした。その当時のカナックから更に今は進化し、安定性もありつつロール性能もあるカヤックになってますね。要は昔のカナックと今のカナックでは別物と言えるでしょう。
水野さんと話をするとあくなき追求ってやつを感じます(というか思い知らされます)。カナックもWFKで作られるカヤックもこれからどんどん変わっていくんだろうな。そんな変化を見て、感じていくのも楽しみです。
天狼☆
2015/03/04 20:04
兄ぃ、
「まったく別物」と見る一方で、前バージョンが無ければ、新バージョンも生まれなかったでしょうから、カナックの核は同じだと思います。樹脂でできた製品が魂を持つなんて滑稽と思われるかも知れませんが、カナックは日本のGカヤッカーにベクトルを示してきました。それは今なお現在進行形ですよね。
水野さんの生き写しなんかな。
Eiichi
2015/03/04 22:36

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文

グリーンランドスタイル入門(3) STORM ON Liner Notes/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる